熊さんブログ vol.8 「応募者に知ってもらいたいこと」

(有)Lプランズ 竹熊です。

前回は採用活動を総括させていただきましたので、今回は今後弊社に応募してくれる方々に読んでもらいたいことを書きます。

もちろん、弊社で働く以外でも私自身「はたらく」とはこういうことだと考えていますので、どの企業でも就職するならこれくらいの心構えはあっていいのではないかと思っています。

人はみんな考えていることも違いますし、文章を見て「それは違うだろう」と思う人もいるでしょう。

ただ弊社で働きたいと思うならば、これから書くことに共感してもらいたいので書かせていただきます。

まず、弊社は設備設計事務所です。

完全な専門職であり、事前に大学や専門学校などで勉強しても即戦力で仕事ができるとは限りません。

よって、仕事をちょっと経験したくらいでは仕事の奥深さに気づくことはないと思います。

また求人広告で書いてある通り、覚えることも非常に多く、経験しないと分からないこともたくさんあるので、普通に何でもできるようになるまで一般的に10年くらいはかかります。

よって、弊社に入社するのに1番大事なのは「この仕事を一生の仕事にする」という強い気持ちです。

これは「他にも仕事があるさ」と思わない、ある意味退路を断って覚悟しなければならないくらいの強い気持ちのことをいいます。

ですので、分からないなりにも私たちの仕事について調べてください。
調べて少しでも知るための行動をしてください。

詳しいことは分からないけど、この仕事とはこういう感じでしょうか。
くらいは考えてみてください。

そうでないと、ミスマッチにつながります。

どんな仕事かわからないけど、とりあえず応募しました。
という人の採用は非常に厳しいと思います。

人数の少ない会社は人を1人養うのにどれだけの負担になるかを考えれば、このように少々厳しいことを言っている理由も解っていただけるでしょう。

あと、「今を見ている人」は弊社には向きません。

「若いうちに頑張って、将来こうなりたい」や「最初の条件はまわりと比べて良くないけど、頑張って10年後には好条件にしたい」
といった「先を見ている人」が弊社向きです。

先々楽に仕事をするために今を頑張る。
そんな気持ちを持った人と一緒に頑張って、これからの会社を作っていきたい。
それにこの考えはこれから専門の技術者になるなら、絶対必要な心構えだと思います。

20代の頃は物事の視野も狭くて分からないかもしれませんが、30代で結婚して家族を養うことを考えた場合、そして40代くらいに自分たちの両親が引退して気にかけてやらなければならなくなった場合、そして50代、60代と人生は続きます。

そう考えると、年を取れば取るほど自由に使える時間は少なくなるのです。

ましてや転職してゼロベースからスタートする場合、さらに仕事を覚える時間や慣れる時間がかかります。

そうなった時、20代と同じ気持ちで仕事を覚えて少ない報酬で生活していけるでしょうか。

それと社会の常識が変化するスピードも以前とは桁違いに早いように思えてなりません。

今目の前にいる40代くらいの大人達を見て、「将来これくらいは給料をもらえるようになるのかな」なんて、給料を貰える仕組みも分からないままそれが普通だと思っていると、20年後自分たちがその時になって後悔することになるかもしれません。

ただ仕事をするだけでは技術は向上しませんし、「誰がやっても同じ仕事」はそのうちほぼなくなります。

最初は単純に頼まれたことをやっていればいいのですが、それはいつの時代も誰がやっても同じ結果が出る仕事だからです。

むしろコンピューターの方がよほど優秀でよほど正確な答えを出してくれます。

それで、将来ずっと分かりやすい単純作業が仕事であるはずがないのです。

最初の単純作業からいかに早く基本をマスターするか、そして本質を捉えて少しでも応用を利かせていくか。

応用を利かせるうちに自分にしか考えだせないアイデアやスタイルを生み出す。
それはコンピューターには出せない人の心を理解した人間にしか出せないアイデア。
その時の喜びと高揚感をぜひ感じてほしいのです。

すると自分自身に技術者としての今までにない価値が生まれます。
たくさんの人があなたのアイデアを必要とする日が来るのです。
弊社の仕事は人や社会に「あかり」を届ける仕事です、社会に貢献し人の幸せに貢献する仕事だと思ってください。
「あかり」をもらう側ではなく与える側になった時、必ずそれを実感するでしょう。

人を幸せにするアイデアを持った技術者が集う会社、将来そうなれれば最高だと思います。

また、今は駄目でもこれから自分の意識を変えていきたいという方も私達は歓迎したいです。

確かに苦労すること、我慢や辛抱しなければならないこともあるでしょう。
しかし組織である以上、共に働く仲間がいます。
一緒に学び、成長して豊かさを実感できる幸せな人生にしたいとは思いませんか。

弊社に応募しようと考えている方へこのブログを是非とも読んでいただき、それでも応募したいと考える方にお会いしたいと思っています。

来年度の採用については弊社に問い合わせていただければ、おおよその募集期間などをお知らせできますので、是非ともお問い合わせください。

今回は以上です。

次回は11月に2度目の社員研修があるので、そのことを書けたらと思います。

今後とも弊社共々宜しくお願い致します。