熊さんブログ vol.17「この仕事を選んだきっかけ」

(有)Lプランズ 竹熊です。

今回は私が電気設備の仕事を何故選んだかということについて書きたいと思います。

最近学生さんや就職活動をされている方との話題の中で「今の仕事を始めたきっかけ」という話題が多く出てきますので、私のかなりくだけた個人的な昔話ですが何かの参考になれば幸いです。

私は家族・親族が電力関係で働く人が多く、子供のころから電気に関する会話を家庭のあちこちで聞きながら育ってきました。

要するに「電気」という言葉を耳にしながら育ったわけで、今思えば自然と身近なものだったんだなと思います。

ですが父は転勤が多く、小・中学校は3回転校しました。
よって、大人になったらずっと福岡で暮らしたい(働きたい)と子供の頃はよく思ったものです。

余談ですが、そんな私が小さいころから興味を持っていた職業が二つ。
一つはコックさん、もう一つは建築家でした。

料理に関しては中学生の頃に出会った「クッキングパパ」という漫画にハマってしまい、
「料理しながらサラリーマンってかっこいい」と別に料理を仕事にしなくてもいいじゃないかと思いまして、コックへの道は考えなくなりました。

子供の頃の思考なんてそんなもんですよね(笑)

次に建築家ですが、私は芸術的なセンスが皆無です。
小学校の図画工作では「画伯」と呼ばれる作品を連発し、五段階評価の「1」を一年間通していました。

真面目にやって「1」なのですから、これは逆に芸術なのかなと思ってしまうくらいです(笑)

そして、建築家の方々は建物をデザインして、部屋や空間のイメージパースなども書かなければならないと聞いて、これは建築家にもなれないなと思っていました。

けれど、図面を書くのは大好きで、間取りとか部屋の配置を考えるのは楽しい。
ですから家の外観デザインとかインテリアとか色合いとかを考えるのではなく、機能的重視の設計する人にはなりたいなとは漠然とですが思っていました。

そして高校生になって進路を決める際、
行きたい学部は工学部。
行きたい学科は建築学科か電気工学科。

大学は選べる立場ではありませんでしたので、どこでもいいと思っていました。

が、

どの大学を受験するにも必ず英語という教科を受験しないと合格しません。

私は凄まじい受験英語アレルギーがあり、結局先生の勧めで英語が受験科目に入ってない大学に合格して、そこで4年間を過ごしました。

行った先は工学部組織工学科(いわゆるシステム工学科)。

大学というところは高校までと違って、学ぶ自由度が高くてすごく過ごしやすかったなと思います。

当然ですが、4年間遊びまくりました。
(両親には申し訳ない気持ちでいっぱいです)

そんなわけで4年生になった頃、まわりは就職活動の真っ最中。

私はやっぱり電気か建築に関わる仕事がしたいなと思っていました。

ちなみに4年間電気や建築の勉強をしてたかというと何もしていません(笑)
ただ、電気と建築の両方に携わる仕事ってないのかなとは思っていたのです。

そんな時、建築電気設備工事(内線工事)という業種があることを知りました。

中身を調べると、電気と建築にしっかり絡んだ仕事だということが分かったのです。

この瞬間、4年間学んだことは全く関係ない電気工事会社の採用試験を受けようと決めました。

こうして8月ごろ電気工事会社の内定をいただいて入社→7年務めて退社→Lプランズ設立となるわけですが、今でもこの建築と電気に関わることができるこの仕事が大好きです。

私の場合はたまたま元々興味を持っていたことが仕事になったので多少辛いことがあっても頑張れましたが、ただなんとなく会社に入ったらすぐに辞めていたかもしれません。

とは言え、いくら興味があってもこの仕事を好きになるまでには相当な時間がかかりましたが(笑)

たとえ自分がしたかったことが見つかり、その業種に就職できたとしても全部好きなことができるかと言えばそうではないのが世の中です。

逆にそんな仕事があったら教えてほしいくらいです(笑)

どんな仕事にも理不尽なことや自分の思った通りにはいかないのが仕事であり社会だと思います。

もしこのブログを見ている就活中の方がいらっしゃいましたら、自分自身が興味を持っているものが複数あって迷うならば一度調べてみてください。

もしかしたらどれにも絡める職種があるかもしれないですよ^^

今存在しなくても諦めることはありません。

そういう職種を作れるのかもしれないのですから。
ただし、職種というのはそう簡単には確立しないでしょう。

ですから、きちんと計画を立てて挑みたいところですね^^

今回は以上です。

次回ですが、私が電気工事会社に入社して3年間をどう過ごしたのかを書きたいと思います。

今後とも弊社共々何卒宜しくお願い致します。