電気設備設計事務所 (有)Lプランズ 竹熊です。
今回は今年4月から行った採用活動について書かせていただきます。
今年4月に大阪事務所を開設したので、今回は大阪勤務の採用です。
いつもはハローワークからも採用募集するのですが、ハローライフから応募してくる方々と比べると意欲というか熱量が違うため、今回はハローライフでのみ募集することにしました。
4月下旬から募集をかけたのですが、最初の1ヶ月はあまり応募がありませんでした。
※やはりこの時期に募集しても、広告を見てくれる方が少ないようです^^;
そんな中、私が月一回くらいのペースで通う「学び舎 傍楽」で出会った方が実はハローライフのスクール経験者という偶然がありました。
しかも同じ福岡出身ということもあり、こんな偶然はなかなかありません。
彼はアルバイトをしながら教育系のNPO法人で活動をしている方で、弊社の仕事内容を説明すると、「面白そうな仕事ですね」と言ってくれたのです。
弊社のような仕事はまず興味や面白みを持ってくれないと始まりません。
「面白そう」と思ってもらえることは結構大事なのです。
その彼から詳しい話を聞かせてもらったところ、今までは入社してしまえば後戻りできないのではないかと思って、なかなか就職する(正社員になる)意欲が湧かないとのこと。
そこで私はとっさの思い付きではありましたが、ある提案をすることに。
それはまず1ヶ月くらい就業体験をしてみて、続きそうならもう1ヶ月、月ごとにヒアリングを行い、慣れてきたころに入社というのはどうかと彼に聞いてみたところ、
「それならできそうですね^^」
となり、事務所に来てもらうことになりました。
こうして6月から研修が始ったのですが、この時点でその彼が入社するとは決まっていなかったので、引き続きハローライフで募集をしていたところ、ありがたいことに多数の応募をいただきました。
しかも応募してくれたのは求人広告やホームページ、このブログを読んで弊社で働きたいと思ってくれている情熱を感じる方々なのです。
それと同時に6月から研修を始めた彼もすごく意欲的で、仕事を覚えると同時に事務所メンバーとのコミュニケーションも上手にとってくれて、「もう一ヶ月やれそうです!!」と言ってくれました。
こうなるとすごくありがたい反面、申し訳ないことに応募者全員を受け入れることはできない現実が出てきます。
私は少しでも多くの方を受け入れることができないかと考えました。
そこで思いついたことを下に記載します。
まず、今行っている研修をインターンプログラム化する。
→プログラムの内容は一方的なものではなく、話し合いながら自由を利かせたものとする。
→応募者にそれを受けてもらい、弊社の仕事やメンバーを知ってもらう。
→知ってもらって、これなら長く働けそうだと思ってもらった上で入社してもらう。
上記のプログラム期間を最長半年くらいとする。
これならばもしイメージと違っても経歴に書くことなく次の会社を探すこともできます。
それを受けてもらいながら仕事を理解してもらうということは可能か聞いてみることにしました。
応募者の1人にそのことを相談してみたところ、結果はOK。
先日から弊社事務所で勉強してもらっています。
私も今回の採用活動で学んだことがあります。
それはインターンプログラムの実施、お互い適性を考えてから入社するというステップを入れることです。
前のブログにも書いていますが、弊社は技術職です。
最初の条件は他の業種と比べて低いことは承知してます。
何故なら、最初やることはほとんど事務作業で、
Excelのデータファイルに数字を入力したり、CAD操作を覚えて演習をするくらいのものだからです。
ですが、経験を積み重ねたスキルとノウハウは自分や家族を一生支えてくれるものだと確証できます。
その頃には他の業種よりも働く条件は良くなっているはずです。
しかし、いきなり入社という形でそこに踏み込むのはかなりの勇気がいることではないでしょうか。
それよりもインターン期間を設けて弊社の仕事や雰囲気を感じてもらい、電気設備のことも勉強してもらうなど時間を自由に使ってもらいながら、少しずつ慣れる方法が今の時代に合っているのかなと思いました。
実はこの手法、似たようなことを創業2~3年目にやっていたことなのです。
あの頃はとにかく仕事もお金もなく、忙しかったり暇だったりと何かしらフレキシブルにできないかと知恵を絞っている時代でした。
今は全く状況が違うのですが、12年前に原点回帰できた気がして新鮮な気持ちです。
弊社は来年も採用募集を行いますが、おそらくこのインターンプログラムを使った募集になります。
来年になれば私も学習してより良いインターンプログラムになりますし、受ける方一人一人にあったプログラムを作ることができたらいいのではないかと思います。
それがどういったものになるのかは来年のお楽しみということにしておいてください(笑)。
今回は以上です。
今後とも弊社共々何卒宜しくお願い致します。