電気設備設計事務所 (有)Lプランズ 竹熊です。
皆様は「時間」について考えてみたことはあるでしょうか?
今回はこの世に生きている人全員平等に与えられる資源である「時間」について書いてみたいと思います。
とはいえ、それほど難しく考える必要はありません。
要は「時間は有限なもの」と「時間は自分だけでなくまわりにいるすべての人が平等に持ってるもの」とりあえずこの二つだけ意識すればよいと思います。
それと今回は「働く時間」や「時給」を例にしますので、何卒ご了承ください。
さて、時間は自然に過ぎるものであり、それでいて無限にはありません。
一日は24時間ですし、一年は365日、これは世界共通どこでも変わらない事実です。
それに私たち人間には寿命というものがありますし、老化という現象があります。
学校を卒業して働き始めて、やがては身体が衰えて働くことができなくなるのです。
私も働き始めてもうすぐ22年が経ちます。
70歳まで働こうと思えば、ようやく折り返し地点といったところでしょうか。
まだまだ時間があるなという反面、「もう折り返し!?」という気持ちもあります。
さて、ここからは数字を使って考えてみましょう。
仮に就職して1ヶ月160時間✕40年間働くと仮定すると、
76,800時間仕事に時間を費やすことになります。
時給1.000円で働き続けた場合、40年間でもらえる収入は7,680万円です。
単純に7,680万円と聞けば大きな数字に見えますが、
一般的な生涯年収は1.5億~3億円くらいといわれています。
結構開きがありますね^^;
それは何故でしょうか。
それは時間を使って「時給」を上げているからなのです。
最初は時給1000円だったかもしれませんが、仕事を覚えていき、最初と比べて2倍の利益を出すことができて、給料を2倍貰えれば、時給は2000円になります。
私達の身近な例として、公共工事の電気設備設計料として稼げる時給を計算してみましょう。
私独自の計算ではありますが、技師Cランク(学校卒業後5~10年くらいの技術者)の金額を基準にします。
そのランクで設計をする技術者の年収は約400万円くらいだと思います。
その場合、時給は約2,083円くらいです。
そこで先程のように40年で計算していくと、
最初の5年間時給1000円で技師Cランクになった。
そして残りの35年間技師Cランクで給料を貰い続けた。
するとどうでしょう、40年間の収入が1億4,960万円になりました。
もちろん、10年で時給2,500円の技術者になり、20年で時給4,000円の技術者になれば、それに応じて収入は増えていきます。
さらに現役を50年続けたら、もっと収入は増えますよ^^
健康に気を付けて長く働くことができればいいことがあるかもですね^^
ただし、ここで忘れてはいけないことがあります。
私たちのような技術職の場合、最初の時給はゼロどころかマイナスだということを知っておきましょう。
それはそうですよね。
図面の書き方も設計書類の作り方も知らないのですから^^;
給料の額面通り、時給1,000円にするのにもある程度の時間が必要だと思います。
逆にある瞬間からボーナスタイム(ゾーンともいう)に突入して、短期間のうちに時給が1,000円くらい上がることもあるのです。
俗にいう「人生が変わった瞬間」ってヤツでしょうか(笑)
あと、言われたことをただやっているだけでは時給は良くても1,200円くらいでしょうか。
確かに何も考えないで手を動かしていれば楽です。
でも思考を磨かないで過ごしていたら、ずっと時給はそのままだということを知っておきましょう。
この場合、「働いている時間=時給を上げている時間」ではありませんので。
最後に「5年とは言わず、もっと早く時給を上げたい!!」
という方に知ってほしいことがあります。
1日は24時間、365日で年間8,760時間あるのです。
それに対して先程計算に使った時間は1年間で1,920時間。
もうお分かりですね(笑)
早く成長している先輩方はその「働いていない時間」を使って時給を上げていると思いますよ^^
単純計算で6,840時間もあります。
そこから時間を使って、頑張れば2年で時給2000円になることも充分に可能です。
繰り返しますが、「働いている時間=時給を上げてる時間」ではないのですから。
いかがでしたか?
何かしら数字にしたことで、時間の使い方について考えてもらえたならば幸いです。
上を見ると切りが無くなるので、とりあえず時間は有限なものということを理解して、「時給2,083円の技術者になる」を目標に頑張ってほしいものです^^
ちなみに知り合いのお医者さんに当直のアルバイトで時給1万5千円くらい貰っているという話を聞きました。
ただし、その時給は普通に医大を卒業しただけではもらえません。
おそらくではありますが、医者としての修行を積み、そこで培ったノウハウや人脈など様々な要素を手に入れて、始めてもらえる「時給」であることを忘れてはいけないと思います。
今回は以上です。
次回はつづきで、「時間は自分だけでなくまわりにいるすべての人が平等に持ってるもの」に絡めて書きたいと思います。
今後とも弊社共々何卒宜しくお願い致します。