熊さんブログ vol.58「観察していると分かること」

電気設備設計事務所 (有)Lプランズ 竹熊です。

9月に入りました。
インターンシップも第一ターム目が無事に終わり第二ターム目に入ってます。
学生たちも真剣に取り組んで体調にも気を付けてもらっているので、無事に進めることができています。
本当にありがたい限りです。
さて、今回は観察してみて分かること、所謂「観察力」のお話です。
私は普段から見えている人やものの動きを追いかけたり先読みしたりしています。
もちろんずっと追いかけているわけではなくほんの数十秒、
長くても1分くらいですけど(笑)
これを行うことで周りの動きもある程度把握できるし電車に乗った時も混み具合と座っている年齢層、これから停まる駅などを想定し自分が座るべきかどうかを考えたりしています。

そんな中で1つ印象に残ったエピソードがあります。
4年くらい前、ビジネス朝会の仲間の一人がスピーチで「コンビニで子供がトイレに行く時、先に店員さんに断りを入れている間に人が入ってしまうんです。 前もってトイレに入る人って分からないものですかね」
とみんなに問いかけていました。
それを聞いた時、私はすかさず「早歩きや小走りでコンビニに向かってくる人は9割以上トイレですよ」と答えたことがあります。
実は私もコンビニでトイレを利用する前に店員さんのところへ断りを入れに行こうとした時、遠くから小走りでコンビニ目指してやってくる人を見て「これはトイレかも」と思いました。
私も結構切羽詰まっていたのでサッと入ると10秒後にコンコンされました、その時思ったのです。
「コンビニでトイレ借りる人って、注意して見ていたら事前に分かりそうだな」
こうしてコンビニに行くたびに入っていく人を見るようになりました。
そして3年くらい見た結果が先程のセリフです。

これは仕事で役に立つかどうかなのですが、同じように職場でアンテナを立てていると○○さんは今どの案件をやっている、△△さんはこの案件で担当者と電話をしているなど少し見聞きしただけで全体を把握できるようになります。
要は普段から人がどう考えて行動しているか頭に入れながら進めているのです。
これをすることで一番分かることがあります。
「人ってみんな考えていることがバラバラだな」という事実です。
普段から自分のことしか考えていないと、この意識が入ってきません。
これを視野を広げるように変えていく必要があるのかなと個人的には思っています。
やってみると、人ってこれほど自分が思った通りには動かないんだなとか、自分と他の人はやっぱり思考や行動パターンが違うのだなとか新しい発見があるのではないでしょうか。
それが当たり前と思えるレベルになれば一歩前進だと思います。

ちなみにこのスキルは実務のみを行う担当者レベルの場合はそれほど要らないかもしれません。
ですが、管理職の立場になると俯瞰的に物事を見なければならず、マネジメントの一環として必要なスキルだと思います。
つまりその立場になる前に是非身につけることをおススメしたいです。
慣れてくるまで数年かかるので、今日この日から始めて丁度良いかもしれません。
もちろん最初は上手くいかないですが、慣れてくると確実に視野が広くなりますよ^^

今回は以上です。
次回はネットリテラシーについて書こうと思っています。

今後とも弊社共々何卒宜しくお願い致します。