(有)Lプランズ 竹熊です。
今回は予告通り、5月に行いました社員研修の話を書きます。
4月に社長の方から「全社員を大阪に集めて研修がしたい」という依頼があり社長へヒアリングをしてみると、どうやら社員全員が意見交換を行える場にしたい、そこで出た意見が今後の業務に活かすことができれば、とのことでした。
その話を聞いた時に私が真っ先に思い付いたのが、去年から月に一回通っている「ぶっちゃけ(仮)」というイベントでした。
このイベントは㈱いろあわせの北川代表が主宰していまして、テーマごとにとにかく思ったことを素直に話しあうという仕組みはすごくシンプルですが、とても多くの価値観に触れることができるものです。
URLを貼っておきますので、ご興味がある方は是非^^
http://www.iroawase.co.jp/bck/
このぶっちゃけ(仮)で唯一のルール、「人の話を否定しない」これが皆の素直な気持ちを引出し、そこからは反対意見などが出ないので議論に発展しない。
つまり、話が長くならない。
よって、テーマごとに全員の意見を聞くことができますし、一人一人全員話さなければならないので、人の話をちゃんと聞きます。
今回の研修にうってつけの方法だなと考えました。
個人的に私が場を回してみたかったという願望も叶って1石2鳥^^
こうして実際に話し合ったことを下に書きます。
今回出てきたテーマは
・Lプランズに入社した経緯を含めた自己紹介。
・スキルUPの方法(効率よく仕事を覚える方法など)
・初対面の方と早く打ち解けるために実践していること。
・新人教育について(どう教えてもらえたら、もっと分かりやすかったか)
・今以上に給料をたくさんもらうには?
・今までで印象に残った仕事。
などでした。
全社員で真剣に話し合うことが初めてで、最初は皆緊張していましたが、比較的あっさりとみんな話してくれるようになり、話を聞く立場の社長にも話を振ってみたりして、和やかに3時間があっという間に過ぎました。
普段どんなことを考えながら仕事をしているのかも分かり、社長もすごく満足してくださいましたので、やってよかったと思っています。
私個人として話し合ったテーマの中で一番考えさせられたのは、みなさんの「印象に残った仕事」でした。
私はこの場で発言しなかったのですが、真っ先に浮かぶ仕事は「六本木ヒルズ森タワー」です。
電気工事会社に入社して電工見習いとして1年、現場代理人として3年務めた後にこの建物の現場職員として2年数か月、竣工まで働きました。
九州の建物しか知らなかった私に日本全国の建物の設計に貢献したいと思わせてくれた仕事であり、私自身がすべてにおいて確実に変わった2年間でした。
この現場を経験しなければ今の私は存在しない、そう言える仕事に出会えた運命に今でも感謝しています。
と、私の中では「比較的成果をあげた仕事」や「意識が変わった、自信がついた仕事」の話が出るのかと思っていたら、みんなの口から出た言葉は「とにかく苦労した案件の話」だったのです。
解釈によっては苦労をする→たくさん考える→知識が育つ、引出しが増える→
その結果自分自身が成長する。
と考えることもできますが、
大変な思いをした→嫌な思いをした→ストレスを抱えた→今でも後味が悪い。
とも考えることができて、嫌な思いをした仕事が一番印象に残ったというのは少々残念だなという思いもあります。
やはり私としては、苦労はしてもその後に得られた充実感がすべてを流してくれるくらいの仕事が印象に残ってほしい気持ちがあるのです。
それはもちろん従業員の方々に責任があるのではなく、我々が行う営業に責任があると認識しています。
何故なら、すごくワクワクするような大型案件を受注して、みんなで大変な思いをしてそれでも頑張って仕上げて、それによってチーム全体が成長して尚且つお客様から感謝されれば、それが携わったメンバーにとって一番印象に残った仕事になるではないかと思うからです。
おそらく会社のみんなも今まで味わったことがない感覚を実感するに違いありません。
さらに大きな建物だと竣工して度々テレビで目にするのですから、その時頑張ったことがすぐに思い浮かびます。
これは私が電気工事だけで100億超える案件を2度経験したことから言えるもので、実際にやらないとその感覚に触れることはできませんし、いくら話をしてもピンともこないでしょう。
会社のみんなにもせっかくこの仕事を選んでもらったのですから、是非ともそのような経験をさせてあげたい。
社長も私もそのような案件が受注できるよう日々考えていますし、そのための行動は常に行っているつもりです。
ですが、残念ながらまだまだチームとしては力不足、でも10年後にはそのような案件が受注できるような会社になれるように日々精進したいと思います。
今回は以上です。
次回はその社員研修時に私が社員の皆に伝えた「良質なインプットがしたかったら、アウトプットを意識しましょう」ということを少し詳しく書きたいと思います。
今後とも弊社共々宜しくお願い致します。