(有)Lプランズ 竹熊です。
最近「働き方改革」という言葉を色んなところで耳にしていますので、今回はこのテーマについて私の考えを書かせていただきます。
3月から就職活動が解禁となり、全国あちこちで合同説明会が始まりました。
※弊社も今年度の採用を4月中旬から募集予定です。
今は空前の学生有利な就職事情で、企業は色々と工夫をして求人しているのをテレビで見ました。
ただ「うちの会社は残業少ないですよ」とか「福利厚生が充実していますよ」とか「ウチの会社は職場の雰囲気がいいですよ」など楽に仕事ができてお給料がもらえますよというアピールに見えて少し疑問を感じました。
中でもそういった「働き方改革推進企業」というフレックスタイム制や業務時間の短縮ばかりを前面に出している企業もあり、
就活生も仕事の内容より「休日の数」「平均残業時間」「給料・福利厚生」の方を重視している傾向だとメディアでは掲載されています。
それに、国も「働き方改革」を行うと言って、残業時間の抑制を企業に呼び掛けているのを見てもやはり違和感があります。
※しかも、その法案作りで国の職員さん達は毎晩遅くまで残業しているとか。
私の疑問や違和感はこういった単純な労働時間を減らすことや働く側の負担を単純に軽減するような考えが本当に「働き方改革」なのかなと思っているからなのです。
それと、そもそも「働き方改革」って国や企業が主導して考えるものなのでしょうか。
国や企業が一律に労働時間を見直したところで、単純に会社での稼働時間が下がり、その分持ち帰りで仕事をせざるを得ない人が増えては、日本全体として良くないのではと思うのです。
持論ではありますが、私の「働き方改革」は私たち一人一人が働き方について考えることだと思っています。
何故ならばみんな個性があるからです。
個性は十人十色です、人の数だけ種類があります。
その個性に合った働き方を会社のマニュアルなど関係なく自分自身のやり方で効率を上げる。
その結果、例えば今まで3時間かかっていた作業が2時間でできるようになった。
それでいて同じ成果を得ることができれば、それが「小さな改革」が起こったことになります。
そのノウハウを今度はグループ単位で実行してみる。
※もちろん人それぞれ個性があるので、みんな基本やコツを聞いた上で自分自身のやり方を実行するのがよりバリエーションが増えてアイデアが育ちやすいと考えます。
そうしたら効率化に成功し、なんと同じ作業が1.5時間でできるようになった!
そうして次は同じように部署全体で実行してみる。
すると更なる効率化につながり、なんと同じ作業が1時間でできるようになった!!
そうやって成功体験を大きくしていき、気が付けば会社全体で大きな効率化につながり、残業時間を減らして且つ売上を伸ばすことができて、みんなの余暇も給料も増えました。
こういう形が「働き方の改革」と呼べるものではないのだろうかと思うのです。
要するに改革とは国や企業経営者など上の立場である人間が起こすものではなく、
従業員の方々のような下の立場である人が起こすものではないでしょうか。
小さな発見がやがて大きなうねりとなり大きな組織や社会を揺るがす。
これが改革ではないのかと思うのです。
そんなこと言っても会社でルールがあるのだからできるわけないじゃないか。
という意見もあるでしょう。
そんなこと提案しても上司が話を聞いてくれないよ。
という意見もあると思います。
私が言いたいのはそうやって諦めずに「自分でアイデアを出してみよう」と思うことです。
とにかく考えられることをすべて実行してみる、つまり動くことです。
周りのやり方を観察する。
同業のエキスパートはどんなやり方を行っているかを研究してみる。
他業種の似たようなやり方からヒントを探す。
これだけ実行すれば今までのやり方は決してベストではなかったことに気づくはずです。
ただ言われた通り仕事をするではなく、起こした行動、考えだしたアイデア、経験から生まれるノウハウ、それらを結び付けて「より成果が上がる仕事をする」という感覚に変えてほしい。
会社が○○とか社会が○○とか親が○○とか言い訳せず、
「自分の中だけでも革命を起こすぞ!」
この感覚を持つことが働き方改革への第一歩じゃないかなと思うのです。
いわゆる殻を破るような一瞬のひらめきのような感覚です。
最初は地味な作業の繰り返しかもしれませんが、必ず今より良くなる、共感してくれる人が現れると信じて実行してもらいたいなと思います。
もちろん上の立場にいる人間はそういう姿勢をしっかりと受け止め、アイデアが育つ助言や環境作りをして、よりやる気を促すことを心掛けることが大事です。
それとアイデアをただ待つだけでなく、逆にヒントをたくさん出してより改革が成功するように土壌をならす役回りがいいかもしれないですね^^
国や企業が策定するのはあくまで数字上のルールやマニュアルです。
それが一人一人違う個性に当てはまると考えるのは難しい。
人それぞれ置かれている立場や環境は違うのですから、自分にしかできない働き方改革を考えてみては如何でしょうか。
それが実際に実った時、今より豊かで幸せになっていると思いますよ^^
今回は以上です。
次回ですが、今回の流れで過剰な労働時間と密接な関係になるであろう「残業」について私の考えと実際に行っていることを書きたいと思います。
今後とも弊社共々宜しくお願い致します。